? きつめのきつね・フェネックベビー成長記録2015・9日目
2015年6月7日(日曜日)・9日目
毎年この時期になると休日はフェネックの子供も一緒にお出かけです。
1時間以上出かけるときは育児グッズを風呂敷に包んで
子狐たちを箱に入れて車に一緒に乗り込みます。
昨日から始まった2匹の水下痢。
今朝になっても続いているので心配になって
病院へ連れて行きました。

便検査の結果では、寄生虫は発見されず。
ただし腸内細菌のバランスが崩れているのが見てて取れました。
一番良い方法はママフェネックの母乳を
与えることと言われたのですが
人工保育を開始した当日に
赤ちゃんをナイルに試しに託した時の

「なにこれ私の子供じゃないっ」

とでも言いたげなナイルの様子を見ると
ナイルに再び子育てをしてくれることへの期待は
持てませんでした。

私以外の人間の匂いがつくと
ナイルは子供をもう育てません。

このあたりは、人間の匂いが一度でもついた雛には
その後二度と餌を与えることのない習性を持つ
野生の鳥ととてもよく似ています。

加えてナイルのおっぱいそのものが、
もう母乳が出なくなっている可能性が非常に高いことも
フェネックベビー達をナイルに再度会わせることへの
試みをやるまえから諦めてしまう要因でもありました。
ベビーをナイルから引き離したのが
6月1日(月曜日)の朝のこと。
6月4日(木曜日)の夜には、
ナイルのおっぱい(特に膣に近いおっぱい)の周辺が
固くなっていることが確認できました。
乳腺に母乳が溜まって張っているのだと想像しました。
しかし翌日の5日(金曜日)の夜には、
前日の張りが嘘のようになくなってふにゃふにゃの
柔らかい状態になっていました。

そして今日が7日(日曜日)。
ナイルのおっぱいの変化を考えると、
既に母乳が出なくなっていると推測して間違いない状態です。

ということで、
親フェネックの母乳を与えてみるという選択肢を外して、
以降なにができるかを獣医さんと相談。

・フェネックベビー達がまだ生後1週間ちょっとであること。
・犬や猫でもこのくらいの時期には便が緩い、または
 一時的に緩くなることがある。

以上のことを鑑みて、
もう少しだけ様子見をすることにいたしました。
火曜日になっても下痢が止まらないようであれば、
整腸剤として乳酸菌を与えてみることにします。

下痢で一番怖いのは脱水症状による衰弱です。
ミルクの飲み具合と体重の変化に注視していきます。