硬めの離乳食の食い付きがイマイチなので
柔らかい離乳食に戻しました。粉ミルクを混ぜて。
するとがっつくこと、がっつくこと。
お皿で与えてみたところ
2匹ともあまり足を汚さずに食べてくれました。
アンヨをお皿に突っ込んでぐちゃぐちゃになることを
覚悟していた私としては少々感動を覚えました。
一太はお皿に足を一度も入れることなく食べられました。
ニコは前足を入れたけれど、それはやや小柄のニコの体格を考えると
仕方がないかなと思えるレベル。
とてもお利口さんな赤ちゃん達です。
こうして試行錯誤して離乳させているのですが
もぐもぐ食べるフェネックベビーの姿を見ながら
子猫や子犬をいじめてしまう人の気持ちが理解できないと
当たり前のことを再認識しました。
離乳させるって本当に大変。
離乳させる飼い主も、させられる動物も
ほんと大変な思いをするのです。
離乳させるために必要な飼い主の時間と労力。
それを無駄になんてできないよ。
必死で離乳するちっちゃな命。
いじめるなんてできないよ。
ミドリはケージの隙間から赤ちゃんを噛みました。
やっぱりまだこの小さなキツネ達は
大人フェネックにとっては単なる外来種。
もしくはちょこちょこ動く捕食対象。
母フェネックのナイルですら
子狐に時々本気で挑むくらい。
目が離せません。
唯一、父フェネックのトトメスだけは
子ギツネを見るとキュゥキュゥ鳴きながら
大事そうに子供に顔を近づけます。
生後4週目の赤ちゃん達には食べられない
自分が大好きなカボチャを捧げています。
我が家にいる6匹の大人フェネックの中で
一番優しくて一番おとなしいトトメス。
しかしそれでも6匹のなかのボス的存在で
誰もトトメスには頭が上がりません。
ナイルの尻には敷かれているみたいですけど。
耳がまだ完全に
立っていません。