? きつめのきつね・フェネックベビー成長記録2015・36日目
2015年7月4日(土曜日)・36日目
お皿でミルクはまだ飲めません。
でも昨晩からドライフードを始めたんだよ。
今年は過去にない早いスピードで離乳を進めています。
思い返せば2012年。
ラムセスのときは甘やかしっぱなしでした。
この生後5週を過ぎても哺乳瓶でミルクを与えていました。

そんな甘やかされて育ったラムセスは
甘やかされた子供が陥る状況と変わらない結果となりました。

グレた。

反抗期ハンパない。

あれだけ時間と労力と愛情をかけ
なんといっても当時私は臨月で
自分自身の人間の子供が入った大きな腹を抱えて
昼間は仕事、夜は1時間おきの授乳を
2週間続けた結果、本当に文字通りのフラフラになりました。

あんだけ頑張って育てたのに。
あんだけ寝不足ギリギリになったのに。

こうして書きながらも怒りがこみ上げてくるのは何故。

私の入院→出産の3週間のあいだに
ラムセスは別人(別フェネック)となって
退院した私の前に現れました。

3週間会わない間に、ラムセスにとって私は
単なる他人となっていたのです。信じられん。

翌年生まれたメスフェネック、てまりは
ラムセスほどには手をかけなかったのに
離れることなくずっと私と一緒にいたため
ベタベタに慣れてどうしようもないくらいに
かわいらしいフェネックに育ってくれたというのに

あれだけ手をかけたラムセスが

グレるわ、噛むわ、逃げるわ、なんなのこれ。

ラムセスで失敗した私は
その後のフェネックのベビーからは
絶対に離れないっと心に決めて
特に昨年に里親に出した2匹には手をかけ
里親さんにも「とにかく手をかけてやってください」と
口酸っぱくお願いしました。
私と同じ失敗を繰り返さないように。

今年も里親さんに渡すまでは
手をかけて手をかけて、
人間にべた慣れなフェネックになるべく
毎日時間を割いております。

なーんて言いながら、里親さんが見つからなったら
てまりに次ぐ我が家のべた慣れフェネックとして
べったべたに育てていくつもりでございます。

今のところ、2匹とも本当に人に慣れていて
ああこれが人工保育したフェネックなんだなと
思えるようなべた慣れ可愛いキツネに育ってくれています。
お耳も大きくなりました。
でも靴下はあげないわよ。
お洗濯、手伝う?
干すの、大変だよね。
はい、干したよ。
これからは役立つフェネックにならないと。
可愛いでしょ。
見ちゃいや。
やっぱ見て。
やっぱり見ないで。
あ、でも見てほしいかも。
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