? きつめのきつね・フェネックベビー成長記録・双子出産当日
出産当日のパピルス。
ナイルの半分くらいのお腹のふくらみです。

今年のパピルスの出産頭数は2匹と予想しているのですが
もしかしたら1匹しか産まれないかも。。。

昼間にテラスに出して体を動かしてもらい
なるべく早い時間の出産を促します。

昨年末から工夫をして、ゴールデンウィークの出産になるように調節。
功を奏して本日が出産予定日です。パピルス、ありがとうね。
お乳が大きくなりました。
ナイルのおっぱいは4つなのですが、パピルスは6個かな。
この日のパピルスの体重は1.4kgでした。2匹入っていると推測。
大判のペットシーツを重ねてテープで留めます。
それをさらにマジカーペットに留めます。
マジカーペットとは洗えるペットシーツの商品名で
ナイルとトトメスが子ぎつねだった頃に使用していました。
5年以上押入れにしまっていたものを引っ張り出して使用。
パピルスが出産するための場所を私の部屋に作りました。
去年、
パピルスが子食いするフェネックだということがわかったので
今年は私のそばで出産してもらい、1匹も死なせずにお産を終わらせたいためです。

パピルスは私にあまり慣れていません。
どのくらい慣れていないかというと。。。

パピルスにとって私は、

『地球上の他の数十億人の人間よりは少しマシ。』

そのくらいの慣れ具合です(苦笑)

神経質で臆病で。フェネックキツネという動物を絵に描いたような性格のパピルス。
そんなパピルスを、初めて入る私の部屋で出産させてよいものか。
逆に子食いに走ってしまうのではないか。
悩みました。

いやまてよ。
去年は慣れた自分のケージの中で出産していながら
子供の頭を食べちゃったじゃないか、パピルスは。

だったらどこで出産しようと関係ありません。

よし。やっぱり私の部屋に分娩室を設置しよう。
2008年に犬のティーが最期に入っていたサークル
2014年に私の子供にベビーサークル代わりに使用させて
その後は家の中で若干ジャマ物扱いされていました。
昨年末のペットイベントで
新品で600円という激安販売されていた
猫用のトイレを設置。
これが産床になります。
濃い色だと赤ちゃんが見えづらいので
白っぽい古布を敷いておきます。
結構な大きさなので
中でゆったり授乳してもらえそうです。
パピルスをお招きしました。
さっそくビビッてうんPを漏らすパピルス。
昼間にテラスに放している時、夫キツネのラムセスが
まるで交尾をするかのようにココココと鳴きながらパピルスのお尻から
乗っかろうとしていました。
出産間近には何か特別な匂いをメスが出すのかもしれません。

夜6時50分頃、おしるしを見ました。
4時間以内に出産だ。そう思いました。

すぐにフェネックの赤ちゃんを育てる準備に入ります。

いつもの「キツネ保育セット」を取り出しました。

お湯を沸かしてポットに入れて
パネルヒーターの電源を入れて、毛布を入れた箱を載せておきます。
体重を計るものを用意し
ミルク、コップ、シリンジをそばに置きます。
ティッシュペーパーも忘れずに。

午後9時くらいからパピルスがか細く鳴き出しました。
そわそわと落ち着かず、
声を上げている時はシッポがぐっと上に持ち上がります。

陣痛が始まったのです。

パピルスは子食いするフェネックなので
必ず出産には立ち会わないと赤ちゃんが死んでしまいます。
その瞬間を逃すわけにはいきません。

夜9時45分
サークルの中をさらに忙しく右往左往するパピルス。

夜9時57分
右往左往するのに加えて、陰部を舐め始めました。

夜10時過ぎ
パピルスの陰部が広がり、赤ちゃんらしきものが見えました。
しきりにパピルスが舐めるので、これが去年1頭目の赤ちゃんを
頭がない状態で発見してしまった原因かと思うと、
今年も同じようにベビーを失うかと思うと怖かったです。
しかし私にできるのは見守ることだけ。
ナイルのようには慣れていないパピルスを触ることは、
パピルスに余計なストレスを与えるだけです。

夜10時17分
パピルスは静かに1頭目を産みました。
本当はすぐにでも取り上げたかったのですが、
我慢に我慢を重ねてパピルスに任せました。
上手に胎盤を食べ、赤ちゃんの体を舐めるパピルス。
しかし赤ちゃんが鳴きません。
パピルスのお尻から出る時に手が動いていたのは見えていたので
生きてはいるはず。なのに鳴きません。

ついに私は赤ちゃんを取り出しました。体が冷たいです。
生きていました。オスです。
体重を計ると44g。

「44gもあるじゃん。」

思わず声が出てしまいました。
これだけ立派な体重で生まれてきたのに鳴かないとはどういうことか。

ミルクを与えると1mmlをほぼ一気飲み。なんなの、この子。

その後もほとんで鳴きません。

パピルスに返すと、どうしていいかわからないパピルスが
いらだって私に食ってかかりました。

仕方なく取り上げました。

10時55分
また静かに2匹目を出産したパピルス。
2匹目は普通に声を出してくれました。

2匹目出産後には体を丸めて眠る体勢に入りかけたパピルス。
よし。これはいいぞ。ナイルもそうですが、
こうして体を休める体勢をとることでベビー達がお乳を飲めるのです。

ところがネックは私が産床に入れた古布でした。
それが邪魔をして赤ちゃんがパピルスにたどり着けないのです。
ううう。なんということでしょうか。
古布を引き出すと、思った通りにパピルスが反応。
その後は横になってくれませんでした。

それからというもの、パピルスの様子を見ながら2匹の赤ちゃんを放り込み、
やはりだめだと引き出す、の繰り返し。

産床の下にヒーターを敷いてやり、
思い切ってパピルスに任せたのは11時35分。
しばらく離れて様子を見るのですが
パピルスなかなかは産床には入ってくれません。
やはりだめなのかな。初乳だけでも飲ませたいのですが。

夜11時50分。
ようやく横になり始めました。

しかしお乳を与えようとしません。

それどころかカリカリと下を掘り始め
その手が赤ちゃんに強く当たっているのがわかります。

赤ちゃんを取り上げよう。

そう思ったのは、パピルスが赤ちゃんを産床から放り出したときでした。
最初は勢い余ってパピルスの手が赤ちゃんに当たり
そのために体が外にはじかれたのだと思っていました。

しかしすぐに同じことがおきました。
明らかに、パピルスが故意に赤ちゃんを外に出しているのです。

外に出しては自分で取りに行き
ぎこちなく赤ちゃんの頭を咥えるのですが落としてしまいました。

赤ちゃんを取り上げてしばらくはパピルスは私の部屋に置いておきましたが
ケージ内を右往左往、床をかりかりと掘り始めてうるさかったので
キツネ部屋に戻ってもらいました。

夜中に栄養ドリンクを一気飲み。

普段はほとんど飲まない栄養ドリンク。
こうなることが予想できていたので
2日前に6本まとめて購入しておいたものです。買っておいてよかった。

2017年のフェネックの人工保育。スタートです。